真冬にカマキリを見ることはほとんどありません。

ではカマキリの卵が孵化する時期はいったいいつでしょうか?

6月が多いと言われていますが、本当でしょうか?

今回はカマキリが孵化する時期を中心に調べてみました。

カマキリ 孵化 時期 季節 6月

カマキリのサイクル

カマキリは9月~10月頃にかけて卵を産むと言われています。

そして11月頃には卵を産んだカマキリは亡くなってしまいます。

まれに2月頃まで生きているカマキリもいますが、ほとんどのカマキリは越冬できないので冬に見かける事はほとんどありませんが、飼育しているメスのカマキリは1月くらいまで生きていることもあるそうです。

産み付けられた卵は気温が上がってくる4月~5月に最も多く孵化することが分かりました。

6月に孵化するのは遅いそうです。

卵が孵化するには気温が関係していて、だいたい19度以上の日が続くようになり、かつ最低気温と最高気温の温度差も孵化するには重要という事が分かりました。

ここ数年は10月でも気温が20度以上の日が多くなっています。

そして卵が孵化するには1か月~1か月半くらいあれば大丈夫だそうです。

という事は、9月に産み付けれられた卵が10月に孵化してしまうという事もめずらしくないのです。

実際に秋にカマキリの赤ちゃんが多く見られるようにもなってきました。

ただ、越冬できないのであまり長く生きられません。

また寒い時期が長く続くと卵は孵化できずに亡くなってしまうそうです。

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その他孵化するタイミング

卵から飼育する場合、冬に暖房の効いた部屋に卵を置いておくと季節を勘違いしたカマキリは孵化してしまいます。

卵自体に保温効果がある為、何もせず外に置いておくのが一番いいと思います。

元々自然環境で育つものですから、寒いからと人間の勝手な思い込みで卵を温かい所に置き、変な時期に孵化しないように卵の管理には注意しましょう。

春に卵が孵化するには、親カマキリが卵を産むタイミングが重要と言えます。

卵を孵化させる方法

先程も述べましたが温度管理が重要となりますが、基本的には何もしません。

卵が付いてる枝ごと飼育ケースに入れ、卵が箱に触れないように立てかけておきます。

孵化した場合すぐ脱皮をするので、枯れ葉や小枝もケース内に入れて置きましょう。

冬でも太陽があたる室内だと気温が上がってしまうため、明るい直射日光が当たらない場所に置くことが好ましいです。

網目のある飼育ケースは、孵化した時に網目からカマキリの赤ちゃんが逃げてしまうので、空気が通るガーゼなどをかけ穴を塞いでおくといいです。

まとめ

今回カマキリが孵化する時期が4月~5月も最も多く、6月の孵化は遅い方だという事に驚きました。

異常気象などで秋でも気温が高い事が多くなりましたが、カマキリなどの小さい生物には多大な影響があることも分かり、改めて地球温暖化の恐ろしさが分かりました。

私たちにとっては地球温暖化と聞いてもあまり影響が感じられないので、深く考える機会も少ないと思います。

カマキリの事を調べていくうちに、そうしたことが分かってきたので、これから少しでもいいので地球温暖化の事について考えて色々行動していきたいと思いました。

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