カマキリの子供をベランダやこんなところにもいるの?というようなところで見かけることがたまにあります。
もし自宅の庭などにカマキリの卵が産み付けられていたらどのように駆除すればいいのでしょうか?
逆にその卵を孵化させたら子供は何匹生まれるのでしょうか?
今回は生存率と駆除についてを中心に調べてみました。
カマキリの子供は何匹生まれその生存率はどのくらいか
カマキリの子供ですが、1つの卵嚢から200~300匹生まれてきます。
そんなに沢山生まれてくるのに大人になれる確率は良くて4%程です。
200匹生まれても大人になるまで残っているのは1匹だけという事もよくあります。
カマキリの子供の生存率ですが、野生でも飼育でもあまり変わらないそうです。
野生の場合は天敵に食べられることで生存率が下がり、飼育の場合は共食いで生存率が下がるのであまり変わりません。
飼育している場合は生息範囲が虫かごの中という狭い範囲なので、餌が不足したりすると共食いする可能性があがります。
生存率を上げたい場合は虫かごを分けるなどしておき、飼育するのは数匹にするといいです。
残りの子供のカマキリは草むらに逃がしてあげるといいと思います。
カマキリは主に茶色と緑色の2色がいて、茶色は土の上や枝の上などで生息するのにカモフラージュとなり、緑色は葉っぱの上などで生息するカモフラージュとなります。
逆に土の上や枝の上に緑色のカマキリがいると目立ってしまい捕食されてしまいます。
同じように葉っぱなどの上に茶色のカマキリがいると目立ち捕食されてしまいます。
カマキリの生存率が低い原因はそういったカマキリのカラーにも影響していることがわかりました。
どのように駆除すればいいのか
カマキリの卵は草むらに多くありますが、たまにベランダや庭などに産み付けられていることもあります。
卵は気温が上がるまでは孵化しないので放置していてもいいですが、駆除したい場合は手で簡単にはぎとれます。
卵嚢は空気を含んでいてスポンジのような感じですが、分厚くて少し硬い感じです。
手で触るのが苦手な方はゴム手袋をしたり、ビニール袋越しに触れば大丈夫です。
金属ベラでとるのもいいです。
はがしとった卵嚢は処分するか、草むらに置き場所を変えてあげたりするといいと思います。
万が一ベランダなどで孵化してしまい部屋のなかに沢山入ってきてしまったら、掃除機で吸うと楽です。
掃除機で吸った後は、そのままゴミパックを外に置いておき、カマキリの子供が自然と逃げていくのを待つか、これまた残酷ですがそのまま処分するしかないです。
まとめ
カマキリの生存率は数%と他の生物に比べ極端に低い事にとっても驚きました。
ただでさえ低い生存率のカマキリですから、卵嚢を駆除したとしても処分せずに草むらにかえしてあげたいなと思います。
カマキリだけにスポットを当てて生存率をみるとかわいそうに思えてきますが、自然界の中ではカマキリを捕食して生きている生物もいるので自然の厳しさを感じます。