カマキリが毎年卵嚢をつける場所で、その年の積雪量を予測している!?なんてことを聞いたことはありませんか。
カマキリは、古代ギリシャでは預言者と呼ばれ日本でも拝み虫なんて言葉もあったぐらいです。
なにやら神秘的な感じがしてきますよね。
カマキリの卵嚢の状態で本当に雪の量がわかるのでしょうか。
そのあたりを調べました。
とても興味深いですよ。
カマキリの卵嚢をつける場所でその年の雪の量がわかる!?
雪がたくさん降る雪国では、カマキリの産み付けた卵嚢の場所を見ると、その産み付けられた場所の位置で、その年の冬の雪の降る量がわかるという話があります。
カマキリは雪の積雪量を予測して雪が積もる位置よりも上に産み付けて卵に影響しないようにするという説です。
雪の降る地方では昔から言い伝えとしても広がっています。
卵嚢が雪で埋もれて卵嚢の中の卵が窒息するような状態になるのを、カマキリが防いでいるという話なんです。
ところが、カマキリの卵嚢は、外部からの衝撃にも強く空気も十分含んで弾力もあり、気温低下や水にも耐えられるほど丈夫なようです。
さらに、卵嚢は、カマキリの種類によっても違い、同じ種類のカマキリでも高い位置に産み付けるカマキリもいれば、低い位置に産み付けるカマキリもいます。
産卵する位置も場所もかなりの高低差があります。
さらに、寒さに厳しい場所になれば、地上なら氷点下10度以下に下がることもよくあります。
でも、これが雪の中なら0度前後でおさまります。
わざわざ地上の寒さの中で産み付ける必要がないとのことなんですね。
このカマキリの雪予想については他にもいろんな説がありますが、まだまだ検証や研究が必要な話のようです。
このカマキリの積雪量の予測だけは人間界にも関係することから単なる言い伝えで終わるのか、これから実証されていくのか見守っていく話なのかもしれません。
まとめ
もし、カマキリが本当に予想していたとしても、それほど驚きではないですよね。
自然界に生きる生物には、まだまだ未知の世界が広がっています。
今後カマキリにそんな能力があったら、これからはただの昆虫という扱いはできませんよね。
昆虫の枠を超えて人間界では大切な生物になるかもしれませんよ。