カマキリがふと気づくとぜんぜん動かずにじっと同じ体制のままいることがありますよね。

飼育しているときだけじゃなく、庭で洗濯物を干していると、昨日見たときと同じところにまだカマキリがじっとしているなんていう光景も見ます。

少しでも移動しているならエサを食べている可能性もありますが、まったく動いている様子がないと気になります。

そこで、どうしてカマキリが動かないのかについて調べました。

カマキリ 動かない

脱皮前後は動かない

カマキリが動かない理由の一つは脱皮です。

カマキリは、脱皮が近づいてくるとエサを食べずに絶食します。

そしてじっとたたずんだまま動かなくなります。

脱皮の準備に入るんですね。

また、脱皮を終えたカマキリも、脱皮直後はしばらく動かずにじっとしています。

脱皮してすぐは、まだカマキリの体が柔らかいので固くなるまで動かずに待っているようです。

エネルギー温存とエサの待ち伏せのために動かない

まず、カマキリは基本的に何にも食べなくても生きていられます。

カマキリだけではなく肉食系の昆虫は絶食することはめずらしいことではなく絶食には強いです。

これは、自然界で生きていた昆虫は、いつでもエサを食べられるとは限られないので、絶食できるような体に進化してきたようです。

カマキリも同様に、エサをいつ口にできるかわからないので、必要のない動きはせずにじっとしていることも多いです。

動かなければ無駄なエネルギーを使うこともありません。

また、カマキリの動きはスピードがなく素早くエサをとるということができません。

そのため、エサとなるトンボなどをじっと待ち伏せし動きません。

エサに気づかれないように動かずに待っているんです。

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産卵の近いカマキリ

カマキリは産卵する時期になる9月から10月は大きなお腹を抱えている場合が多いので動かないというよりも動きが鈍くなります。

もし、お腹が大きくないようであればすでに産卵を終えたメスの可能性もあります。

また、季節によっては、だんだん寒くなり気温が低くなってくると動かなくなります。

まとめ

カマキリが動かない理由にはいろいろあるんですね。

大きいカマキリは貫禄がありますが、そのわりには体が重そうにちょこちょこと歩いているのを見ることがあります。

もともと素早い動きができなかったんですね。

動かずにエサとなる虫をじっと待ち伏せしていたとしたら納得します。

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