家先や庭やベランダでカマキリを見ると大きさで幼虫なのか成虫なのかを判断しませんか?
カマキリがあんなに立派な立ち姿を見せているのに、まさか幼虫じゃないよね?なんて勝手に判断してしまいますよね。
カマキリは幼虫でもしっかりカマキリの形をしているために、なかなか見分けしづらいようですね。
そこで、カマキリの成虫と幼虫の違いについて調べました。
カマキリの成虫と幼虫の違いはあるの?
カマキリの成虫と幼虫の違いは羽です。
成虫にはしっかり羽がありますが、幼虫にはこの羽がありません。
幼虫と成虫は見た目がよく似ています。
そのため体の大きさからは判断しにくいカマキリもいます。
成虫か幼虫かの違いを見分けるには羽があるかないかでだいたい判断しているようです。
ただ、ごくたまに見間違えてしまうのが、幼虫にある翅芽(しが)です。
中齢から終齢になると幼虫には翅芽の部分が盛り上がって目立ってしまうことで、この翅芽を成虫にある羽と間違えてしまうことです。
幼虫なのか成虫なのかを判断するときには、この翅芽に注意する必要がありますね。
また、カマキリの種類によっては羽が短くて、成虫なのかの判断がつきかねるカマキリもいます。
ヒナカマキリは、カマキリの仲間の中でもとても小さいカマキリですが、成虫になっても羽が退化しているために羽のない幼虫との区別がつきにくいです。
カマキリの中では成虫になっても羽がないのはヒナカマキリだけのようです。
体の大きさから成虫か幼虫かを見てみると、まだ羽が短くて幼虫なのに、体長が90mmを超すような幼虫もいます。
これがオオカマキリのメスの幼虫になると体つきもしっかりしていて成虫と見間違えるほどのようです。
これは、カマキリの種類で大きさが違うということよりも、そもそも大きくなるDNAを持ち合わせたカマキリということになるようですね。
まとめ
カマキリが幼虫なのか成人なのかの見分けがそれほどはっきりつくわけではないんですね。
とても意外でした。
でも、カマキリ一匹見ているだけでは、そのカマキリが大きいのか小さいのか区別するカマキリがいないと判断しにくいところもあります。
体つきでわからないならやっぱり羽で判断するのが一番わかりやすいのかもしれませんね。