カマキリは、その年の雪がどれぐらい降るかを予想して、雪が届かない場所に産卵するという話があります。
首都圏に住んでいるとそこまでの雪が降らないので想像つきませんが、このカマキリの予想についてはいろんな場面で議論になっているようです。
そこで、本当にカマキリは雪を予想して卵を産み付けているのかを調べました。
カマキリは冬の雪の積もる高さを知って産卵しているの?
カマキリの雪の予想の話を聞いた人は、なるほどとうなずいてしまう人が多いのではないでしょうか。
昆虫や生物には人間が納得するような行動を起こす生き物もいます。
カマキリが卵を雪から守るために高い場所へ産卵する話は、雪の多い地方で普通に伝わっていた話のようです。
実際にカマキリの産卵場所とその年の実際の積雪量をデータ化してみると、ぴったり一致したこともあったようです。
水分を多く含む雪質の雪が降ると、へたな場所に産み付けられた卵鞘は、その雪の重みで雪に引きずられたり、枝ごと落ちてしまうことも考えられるそうです。
もちろん寒さから卵鞘を守るための意味もあるのでしょう。
そうなると、高い場所に産み付けたとしても、他の天敵に食べられたりすることはどうなのでしょうか。
鳥などは高い位置にある卵を簡単に食べられることになりますよね。
さらに、カマキリの卵鞘はかなりの強さがあるという話です。
カマキリの卵鞘は強くて寒さにも負けないほど雪に対する耐性があるとのことなんです。
また、雪の中に埋もれてしまった卵鞘が越冬することもわかっているようなんですね。
雪の中が暖かいのはなんとなく理解できますよね。
ただ、高い場所に産み付けがカマキリにも本能があるような気もします。
まだまだ断定できる材料が少ないのかもしれませんね。
まとめ
もし、カマキリが本当に予想して卵を産み付けていることが本当なら、カマキリの生態系をもっと研究する人が増えるのではないでしょうか。
ついでにカマキリの寿命についても調べてほしいですね。
雪の量を予想までできるカマキリなのに、その寿命はあまりにも短すぎます。
さて、この議論はどうなっていくのか見守っていきましょう。