大きな鎌で獲物を掴み、バリバリと餌を食べている様子が勇ましいカマキリですが、そんなカマキリも急に餌を食べなくなる時があるそうです。
大事に飼育しているカマキリが急に餌を食べなくなったら心配です。
そんな時はどのように対処したら良いのか、今回はカマキリが餌を食べない時の対処法について色々調べてみました。
カマキリの餌について
大人のカマキリですが主にバッタ、コオロギ、ハエ、ちょうちょ、そしてカエルなんかも食べるそうです。
カマキリの赤ちゃんの餌はアブラムシ、ショウジョウバエ、ワラジムシなどです。
私たちも食べているものの一部も実はカマキリの餌になります。
ハム、ササミ、豚肉、かまぼこ、ヨーグルトなどです。
餌を食べない時はどんな時か
カマキリが餌を食べない時は大きく分けて3つあります。
1つ目は脱皮が近い時、2つ目は亡くなる時期が近い時、3つ目は餌に飽きている時です。
カマキリが急に餌を食べなくなると心配で焦ってしまいがちですが、じっくりその状況を見極めるのがとても大事になります。
この3つの中で一番多いのが脱皮が近い時です。
カマキリは生まれてから平均で7回ほど脱皮を繰り返し大人になります。
3令脱皮までは2週間に1回は脱皮を繰り返し、そのあとの4令脱皮~6令脱皮までは10日に1回の脱皮を繰り返します。
このように脱皮の頻度が多いので、飼育していると最も多く遭遇することになります。
脱皮が近いのにバッタやコオロギなどの生きた餌を飼育ケースに入れてしまい、もしカマキリが脱皮を始めたら要注意です。
脱皮途中のカマキリに餌となる虫が接触すると羽が変形したりするからです。
最悪の場合亡くなる可能性もあります。
種類にもよりますがカマキリは越冬をしないため、11月ぐらいにはほとんど亡くなってしまいます。
このぐらいの時期に餌を食べなくなったら亡くなる時期が近いという事になります。
また、寄生虫によって亡くなる時期が早まることもあるので観察が重要です。
餌を食べない時の対処方法は?
カマキリが餌を食べない時は、その状況にもよりますが一番有効なのは餌を変えてみることだと思います。
人間と同じように毎日同じ餌を食べていると、飽きが来てしまうことが分かりました。
ですから、餌を食べない時はまず餌を変えてみましょう。
変えると言っても「今日はバッタをあげたから明日はコオロギ」というような変え方は控えた方がいいです。
あとハムやささみなどえを与える時は、ヒモに結び付けカマキリの目の前でゆらゆらと揺らすと、カマキリは生きた餌と思い込み餌を食べます。
ヨーグルトは竹串や爪楊枝なのに少しつけ、カマキリの目の前で揺らすと食べます。
まとめ
毎日同じものを食べていると飽きるし生きた餌しか食べないという事から、カマキリは意外とグルメなんだと思いました。
餌を食べないのは飼育してる上で一番心配になることだと思います。
餌を食べない=亡くなってしまうという風に結びついてしまうからです。
そんな時は色々な原因を想像し、これらの事を1つ1つ冷静に対処していきたいと思いました。