カメムシは、どの地域でも見かけることがある虫ですよね。
よく知らない人でも体がつぶれると強烈な臭いを放つことは知られています。
そのために、ほとんどの人はカメムシが飛んでいたら体を避けるなどして逃げていると思います。
この悪臭は敵から身を守るための防御と、自分の仲間に今襲われています!との警報の意味があるようです。
この悪臭を放つカメムシはカマキリを天敵としているようですが、カマキリはどうなんでしょうか。
カマキリは臭くてもカメムシを食べるのでしょうか。
カメムシにとってカマキリは天敵になるの?
カマキリは、動いているものは獲物として捉えています。
カメムシも動けば十分カマキリのエサになるのでカメムシにとっては天敵になります。
実際カマキリがカメムシを豪快に捕食する姿は見かけられています。
ただ、好んで食べるエサなのかはわかっていません。
カメムシは、体を押されたり刺激を与えられると強い臭いを体から出します。
当然、カマキリが一口噛むことで悪臭を放つわけです。
動いているカメムシを一口食べたカマキリが途中で食べるのをやめることもあるようですが、それが強烈な臭いによって食べるのをやめたのかは、はっきりとはわかっていません。
また、カメムシでも強烈な臭いを出すものと、臭いが控えめなカメムシもいます。
あまり臭わないカメムシをカマキリに与えたところ、いつもムシャムシャと虫を食べているのに、カメムシに関しては、一応捕食はしたものの食べるスピードはゆっくりだったようです。
カメムシにとっては、カマキリは天敵のうちには入るようですが、最強の天敵にはならいようですね。
まとめ
外でならいいですが、飼育ケースの中ではカメムシを食べてほしくはないですよね。
実は、カメムシは自分の臭いで亡くなってしまうこともあるようなんです。
実験でカメムシをビンの中に入れて体に刺激を与え、完全に蓋を閉めて様子をみたところ、カメムシ自身が自分の体の臭いで亡くなってしまったそうです。
それほど強烈な臭いなら、さすがのカマキリも敬遠したい気持ちがわかりますよね。