犬を散歩している途中でカマキリを見つけると鼻を近づけたり、逆にカマキリにカマで威嚇されたりなんて、微笑ましい光景を見ることもありますよね。
ところが、飼い主さんがそんな微笑ましい犬の姿に油断していたら、犬がカマキリをパクリと食べてしまって慌てて口から出そうと必死になることもあります。
もし、寄生虫がいるカマキリだったら犬は大丈夫なんでしょうか。
カマキリの寄生虫に犬も寄生されるの?
カマキリの寄生虫といえば、ハリガネムシになりますが、基本的に、寄生虫がお腹にいるカマキリを食べても犬には何の問題もありません。
ほとんどは犬の胃の中で消化されてしまうので犬が寄生されてしまう心配はありません。
また、犬がしっかり噛むことで寄生虫のハリガネムシもかみ砕かれることもあります。
もし、そのまま食べてしまっても便として排出されるか、吐き出してしまうようです。
犬は、植物類の食べ物でも虫でもほとんどの食べ物に対してはある程度の適応ができます。
さらに、もともと犬の体の中には、ハリガネムシの栄養分になるような栄養素がないことから寄生することができません。
寄生虫はいろいろありますが、犬の腸内に寄生する虫もいます。
ただ、犬に寄生する生物は、犬が食べた消化物や犬の体の中の血などを栄養源にしている寄生虫と言われています。
ハリガネムシが必要としている栄養素などは、哺乳類の人間の体や犬の体の中にはありません。
あるデータでは、ハリガネムシを犬が食べてもかなりの確率で犬の体の中で息絶えることもわかっているようです。
まとめ
カマキリが犬を見て隠れてくれればいいですが、素早く動くことがないカマキリは、犬と対峙することもよくあります。
お互い見つめ合いますが、そのうちカマキリは威嚇を始めます。
そんな姿が犬にしてみたら興味があるのかもしれませんね。
犬にとっては、それほどカマキリを食べたいとは思えませんが、バラバラになったカマキリも見たくありませんよね。
カマキリと見つめ合うような状況になったら、すぐに犬を引き寄せた方がいいかもしれませんね。