カマキリは生きている餌しか食べないことは有名です。
では生きているものなら何でも食べるのでしょうか?
今回はカマキリの生態と共にカマキリがダンゴムシを食べるのかを調べてみました。
カマキリの生態について
カマキリは昆虫網カマキリ目に属する虫です。
カマキリの最大の特徴は両手にある大きな鎌。
これは前脚の鎌で、餌を捕食する時に使います。
肉食で大きな鎌があり、この鎌で獲物を切る事からこの「カマキリ」という名前になったと言われています。
別説として、鎌があるキリギリスという意味からカマキリという名前になったとも言われています。
ではなぜキリギリスの名前の一部がカマキリに使われているかというと、昔はカマキリとキリギリスが同じ分類にされていたからだそうです。
カマキリは世界中におよそ2000種類もいます。
主に亜熱帯や熱帯に多く生息していて、細長い体ですが大きな鎌に棘があり6本の脚があります。
そして頭は逆三角形で目がギョロっと大きいです。
羽はありますが飛ぶのが苦手で短距離の直線しか飛べません。
威嚇するときは鎌を持ち上げ、翅を多扇状にします。
メスはオスよりも体重が重い為、オスよりも飛べる距離が短くなります。
1つの卵から200~300匹の子供が生まれ、脱皮を繰り返して大きくなっていきます。
越冬はせず、寿命も短いです。
個体によって卵を産む時期に差があり、9月ごろに産み付けられた卵は気温の温かさから10月に孵化してしまうこともあるそうです。
餌は生きたものしか食べず、飼育には水が欠かせない物となっており、必ず濡らせたティッシュなどをケース内に置いて置かなければいけません。
ダンゴムシは食べるのか
調べていくとカマキリはダンゴムシを食べるという結果もたまにありましたが、9割は食べないという結果でした。
その理由としてはダンゴムシは硬い殻で覆われているからだということです。
その殻の硬さですが、土の上で子供が丸まったダンゴムシを踏んだ場合、ダンゴムシは地面に食い込み潰れないぐらいです。(さすがにコンクリートなど硬い物の上で踏むと潰れてしまいますが・・・)
ダンゴムシは昆虫というより、甲殻類の仲間にあたるそうです。
見た目が似ているものでワラジムシがいます。
ワラジムシはダンゴムシと違いやわらかく丸まらないので、カマキリの餌にもなっています。
同じようにアリについても硬いから食べないということが分かりました。
では逆にダンゴムシを食べる生き物はいるのか調べてみると、ヒキガエル、ニワトリ、ヘビ、トカゲ、地蜘蛛などは食べるそうです。
まとめ
カマキリは顎が硬いし、バッタやコオロギも食べているのでダンゴムシは余裕で食べると思っていたので、食べないという事が分かったときは大変驚きました。
そして、子供が土の上で踏んでも潰れないくらい硬い殻で覆われているという事も初めて知りました。
あと、ダンゴムシとワラジムシの違いがよく解っていませんでしたが、今回知ることができたので餌を獲るときはしっかり見極めたいと思います。