飼育している中で、カマキリに水がかかったら変な生き物らしきものが出て来て、ギョッとしたことはありませんか。
子供のころにそんな話を聞いたことがある!なんて人もいるでしょう。
昆虫好きな子供たちでもそんな虫が出てきたらびっくりするでしょう。
なるべくならそんな生き物は目にしたくない!と思うのは女性だけではないはずです。
そんなカマキリを水につけると出てくる変わった生き物について紹介します。
カマキリの中で生きている寄生虫
カマキリを水につけて、お尻から何か出てきたら、それはハリガネムシという寄生虫です。
ハリガネムシは主に昆虫に寄生する寄生虫です。
人間や犬、猫のような哺乳類動物や鳥などには寄生はしません。
もともとは、水の中で生息している生き物です。
なので、カマキリを水につけるとカマキリの中から出てくるんですね。
ハリガネムシは寄生虫ですから、何かに寄生しないと生きていけません。
ハリガネムシが寄生する昆虫は、カマキリの他には、バッタやコオロギ、カマドウマなどがいます。
本当に昆虫ばかりですよね。
寄生する昆虫にカマキリやバッタが多いので、その分人間がハリガネムシを見る機会が多くて本当にやっかいな寄生虫です。
また、寄生されているわけではないですが、カエルの体の中からハリガネムシが出てくることもあります。
これは「寄生」されていたわけではなく、たんにカエルの中にいただけのようです。
ハリガネムシが成長に必要な栄養は、カエルの中にはないため、ほとんど体内で亡くなってしまうとのことです。
カエルも生活する場所が水辺ですから、間違えて口に入ったのか、もしくは、寄生されていた小さい虫を食べてしまったことが考えられるようです。
まとめ
カマキリにとっては、寄生されてもなにもいいことがありません。
いいことどころか、自分の体が弱ってきます。
出て行ってくれるものなら、早く体の中から出ていってほしいと思っていますよね。
ハリガネムシについてはいろんな研究をされているようですが、生態系にも影響があることがわかってきたようで、頭の痛い寄生虫のようです。