草地でカマキリを何匹か捕まえて飼育しようとして、カマキリにハリガネムシが寄生していたことでショックを受ける人もいますよね。

このいまいましいハリガネムシを乾燥させて退治することはできないかと試す人もいると思います。

水の中で生きる生物なので24時間放置すると、たとえ水をかけても戻らないという話もあることから、数時間乾燥させれば息絶えるようです。

カマキリに寄生すると水に誘導までさせているわけですから、水が必須の生き物でしょう。

さて、ハリガネムシが寄生しているカマキリが、何時間も海でうろつく姿が見られることがあります。

ハリガネムシは淡水の中の生き物です。

いったいなぜ海なんでしょうか。

カマキリ ハリガネムシ 時間

淡水で生きるハリガネムシなのに、なぜカマキリが海に誘導されるの?

ハリガネムシがカマキリを水がある場所まで誘導しますが、ハリガネムシは淡水の中で生きる生物なので当然、湖や川などに誘導するはずなんです。

ところが、たまに見かけるのが浜辺で海につかった状態のまま、何時間もぼーっとしているカマキリです。

さすがのハリガネムシも淡水に誘導してくださいという、具体的な指令を出せるわけではないようです。

カマキリは水に向かうように指示されているため、淡水か海水かの区別をつけずに、それが海水であっても川より海が近ければ海水の近くに行ってしまうようです。

よく、釣り人がカマキリを見かけるのは、ハリガネムシに指令を出されて行かされているんですね。

カマキリは、波にのまれたり浜に打ち上げられても、また水のある方向へと動きます。

この一連の流れを見るだけでもとても不思議な光景ですよね。

また、水に誘導されてきたカマキリをエサとして食べる魚もいます。

どの生物にも生きていることには意味があるんですね。

スポンサードリンク

まとめ

カマキリを爬虫類の餌にしている人にしている人もいるようですが、ハリガネムシに寄生されたカマキリを爬虫類に食べさせて、どんな影響があるのかと思ってハラハラすることもあります。

爬虫類などは口にしたものが消化器に入れば何とかなりますが、そうでなかったら爬虫類が病気になってしまうこともあります。

エサ用に捕まえたカマキリでも一度水につけてみたほうがいいかもしれません。

スポンサードリンク