自然の中で生活しているカマキリにはいろんな天敵がいますよね。
カマキリを捕食対象にしている動物もたくさんいます。
カマキリは素早く動ける昆虫ではないので、そういう意味ではかなり不利な昆虫かもしれません。
たまにピョンピョンと飛ぶバッタがカマキリを襲うこともあるようです。
これがカマキリの卵や幼虫ならどうなのでしょうか。
カマキリの卵と幼虫の天敵について調べました。
カマキリの卵の天敵
カマキリの卵の天敵と言えば、寄生虫のカマキリタマゴカツオブシの名前が上がるでしょう。
カマキリタマゴカツオブシは、カマキリの卵を守っている卵鞘の中に、自分の卵を産み付けて、その卵が孵化してカマキリの卵を食べつくしてしまいます。
他にもカマキリの卵に寄生する虫がいます。
オナガアシブトコバチです。体長は2,3mmほどの小さな虫です。
オナガアシブトコバチは、すべての卵を食べつくすわけではなく、少しだけ卵を残すこともあるので、残っているカマキリの卵は孵化することは可能です。
寄生虫以外だと、鳥なども天敵になります。
カマキリの幼虫の天敵
カマキリの幼虫の天敵になる昆虫類や生物もたくさんいます。
昆虫でいうと、まずはアリです。
アリは、小さい体ですが何匹もの集団でカマキリの幼虫を狙って襲いかかってきます。
カマキリは体中に食いついてくるアリの集団に太刀打ちできずにそのまま亡くなってしまうこともあります。
また、成虫のカマキリと互角に戦うこともあるスズメバチです。
スズメバチの賢いところは、カマキリの幼虫の背後から襲い、武器になるカマキリのカマや首のあたりを噛んでカマキリの幼虫の動きを鈍らせます。
そして、網を張ることでカマキリを取り込んでしまうクモも天敵になります。
カマキリは身動きが取れないまま、クモの糸でぐるぐる巻きにされるようです。
まとめ
カマキリの卵にも幼虫にも天敵となるものがいるので、庭や玄関先で孵化した幼虫や卵があるとすごく気になりますよね。
なるべくならそっとしておいたほうがいいのでしょうが、動かせる卵なら移動させて、幼虫に関しては、もう自然に任せるしかないですよね。