大きな目と大きなカマを持った強そうな虫、カマキリは卵から孵ります。
当然、生まれたばかりのカマキリはカマも持たない小さな幼虫です。
それでは、餌は何を食べるのでしょうか?
調べてみました。
幼虫の頃から生き物が大好物
赤ちゃんのころは植物を食べるのかな?と思うかもしれませんが、カマキリの赤ちゃんは肉食系です。
生きたものじゃないと喜びません。
孵化したばかりのころは主にアリマキ(アブラムシ)を食べ、もう少し経つとショウジョウバエを捕まえて食べたりもします。
餌の捕まえ方
カマキリは待ち伏せ型のハンターです。
じっと待ち構えて、近づいてきた獲物を瞬時に捕まえます。
追いかけて捕まえるなんてことはしないんですね。
幼虫のころは、花に隠れて待ち伏せることが多いです。
姿が花弁に似ているためです。
これは熱帯地方のカマキリに多く、ハナカマキリ、アフリカメダマカマキリ、ヒョウモンカマキリなどが花に擬態する代表のカマキリです。
上手に体を曲げて、花弁に見せかけます。
成虫になると花の姿からは程遠くなってしまうので、これは幼虫特有のやり方といえるようです。
幼虫を育てる場合
家で幼虫を育てる場合は、餌を用意してあげなければいけません。
餌はアリマキやショウジョウバエです。
アリマキは、バラの新芽やキクの仲間の雑草に見つけることができます。
ショウジョウバエを用意するなら、びんの中に腐りかけたバナナやブドウ、牛乳などを入れておくといいでしょう。
ショウジョウバエが入ってきて、勝手に卵を産んで増殖してくれます。
そのびんをそのまま飼育箱の中に入れておけば、カマキリの子が自分で捕まえて食べるでしょう。
ショウジョウバエが逃げてしまわないように、飼育箱にはガーゼなどをかけておきましょう。
まとめ
強面で強そうなカマキリは、卵から孵化した直後から肉食系だということがわかりました。
でも、捕食のやりかたはさほど攻撃型ではなく、忍耐力を備えた待ち伏せ型です。
花弁のふりをしてひたすら待つ姿勢は少し可愛らしくさえありますね。
飼育する場合は、そのような特徴的な捕食方法も観察してみると面白いかもしれません。