大人のカマキリは皆さんよく見かけると思いますが、赤ちゃんはあまりお目にかかりません。
成虫でも10cm前後のカマキリですが、赤ちゃんは卵からいったいどのくらいの大きさで生まれてくるのでしょうか?
今回はかわいいカマキリの赤ちゃんの大きさについて調べてみました。
カマキリの赤ちゃんの大きさはどのくらいなのか
カマキリの赤ちゃんは卵から生まれてくるときの大きさは1cm未満です。
前幼虫という薄い皮に包まれて卵鞘からでてきます。
その後すぐ1回目の脱皮をします。そして大人と同じカマキリの形になります。
小さいながらも姿は大人と同じなのでとてもかわいらしく感じます。
それでも1cmぐらいの大きさです。
1つの卵から200~300匹の赤ちゃんが生まれてきます。
1匹単位で見れば1cm未満の赤ちゃんはとてもかわいいですが、1つの飼育ケースにいることを想像すると凄い光景です。
ちなみに脱皮の回数は決まっていません。
赤ちゃんは2週間ほどで3~5mmほど大きくなると言われています。
その後数回の脱皮を繰り返し大人のカマキリになりますが、成長速度がとっても早いことでも有名です。
さて1cm未満の赤ちゃんはとってもかわいいですが、1つの飼育ケースの中に200~300匹いたら共食いも多くなります。
この共食いはカマキリの生存率を下げる原因でもあります。
飼育環境でも野生でもほぼこの生存率はかわらないと言われています。
カマキリの赤ちゃんについて
研究結果から、カマキリの赤ちゃんに毎日餌をあげた方が早く脱皮をするそうです。
1日おきだと毎日餌をあげていたカマキリよりもやや遅れて脱皮します。
さらに2日おきに餌をあげると、毎日餌をあげていたカマキリの赤ちゃんより1か月も差が出ることが分かりました。
ただ餌をあげすぎてしまうとカマキリが亡くなってしまうので、1日に与える餌の量を守るように気を付けましょう。
またカマキリの赤ちゃんはきちんと色を判別することができ、特に黒色に反応するそうです。
赤ちゃんが大好きな餌のアブラムシも黒色のものがいるので、餌を見つけやすいのかもしれません。
カマキリの赤ちゃんは生まれてから2ヶ月ちょっとの間に平均で7回脱皮をするそうです。
1令脱皮、2令脱皮、3令脱皮・・・と脱皮の回数を数えます。
3令脱皮まではほぼ2週間ごとに脱皮をするそうです。
4令脱皮~6令脱皮までは10日ごとに脱皮をするようになり、この頃急激に体長が伸びます。
4令脱皮で5mmぐらいだったのが、5令脱皮で10mm伸び、6令脱皮では一気に20mmも伸びるそうです。
最後の脱皮も15mmぐらい伸びます。
まとめ
カマキリの赤ちゃんは生まれたときはとっても小さいのに、脱皮を繰り返すことであの大きさまで成長することを初めて知りました。
そもそも脱皮をすることすら知りませんでしたのでとても驚きました。
また、カマキリの赤ちゃんが色を識別できるという事にも驚きました。
赤ちゃんは小さくてかわいいですが、生存率が低いという事がとても残念です。
かわいい赤ちゃんが1匹でも多く無事大人になれるように祈るばかりです。