カマキリの卵が秋の終わりごろに木の枝や葉っぱについていることがありますが、その近くにはいつも成虫のカマキリが卵を守るようにしています。
ところが、そんな姿も束の間でいつの間にか亡くなっていることがあります。
カマキリは幼虫も成虫も冬越しはできないのでしょうか?
そのカマキリの冬越しを中心に調べました。
カマキリの幼虫と成虫の冬越しはできる?
野生のカマキリはどの種類でも、冬を越すことができません。
唯一冬を越せるのはカマキリの卵だけです。
自然の中では、寒さが少しずつ厳しくなってくる12月の初めごろには、ほとんどのカマキリは亡くなることになります。
これは気温が大きく関係しています。
自然の中では寒い季節になれば気温が下がってしまうのは仕方がないことです。
でも、自宅で飼育してするならカマキリの成虫も幼虫も冬を越すことはそれほどむずかしくはありません。
どちらのカマキリでも気温をしっかり調整し管理すれば冬を越すことができます。
もちろん、それには十分な餌も切らさずに与えてあげることが重要です。
気温は、温度差が激しくならないように一定に保つように注意してください。
15度から20度ぐらいが適度な気温です。
必要以上に暑くしたりするのも厳禁です。
幼虫の場合は、小さい豆電球のようなもので温度を保つのもいいかもしれません。
また、飼育しているとはいえ、少しでも自然に近い状態で飼育することがカマキリにとってもストレスになりません。
冬を越すには、可愛いカマキリでもむやみに体をつかんだりせずにそっとしておいてあげることがいいそうです。
体にさわることで弱ってくるからなんですね。
まとめ
カマキリの一生は数か月と短いです。
産卵して次の命にたすきを渡せば自分の仕事は終わったと思うのでしょうか。
どんなに大事に飼育しても、昆虫の生態系にはよくあることです。
成虫の場合は、何とか冬を越せても、春に活動できるような生命力はカマキリにはもう残っていません。
春までに亡くなってしまいことが多いことを忘れないようにしてくださいね。