昆虫が脱皮することはなんとなく知っていても、朝起きて飼育ケースをのぞいてみると、カマキリの背中が割れていることに気づいてびっくりすることがありませんか。
背中が割れているのは脱皮のサインです。
とは言うものの、ほとんどの人はこれが脱皮なの?とすぐわかりませんよね。
カマキリの脱皮は、人の目に触れずにいつの間にか脱皮しているものかと思っていたら、まさにその直前だったとは!
そんなカマキリが脱皮しないと成虫になれないのかを調べました。
カマキリは脱皮しないと成虫になれないの?
カマキリだけじゃなく、昆虫と呼ばれる生き物は、成虫へと成長していくためには必ず脱皮をしていく生き物です。
なぜかというと、昆虫は脱皮をしなければ大人へと成長できないんです。
脱皮がなければ大きくなることができません。
人間は、成長していくと体が伸びたり広がったりして体に変化が起きて大人になっていきます。
一方、昆虫たちは体自体が大きくなるのではなく、体の中にあるそれぞれの組織が育ってくると、その組織が成長してきて体を圧迫するようになります。
とくに昆虫の骨格部分は膨らむことがあるようなんです。
骨格が膨らんできたら今の体では小さすぎてしまうんですね。
さらに、骨格の下には新しい骨格も成長してきます。
そこで、古い体を脱ぎ捨て新しい体を形成していくことになります。
カマキリは、卵から孵化していくときには、前幼虫という形で生まれます。
前幼虫はとても薄い膜のようなものに包まれています。
その前幼虫からまもなくして自分を包んでくれていた膜を脱いで初めての脱皮をします。
それから何度か脱皮を繰り返して、最後は成虫になるべく脱皮をします。
まとめ
すべての昆虫が脱皮しないと成長できないといのは、なるほどと思いますね。
人間の体とはまったく違います。
カマキリが脱皮をし始めたらリアルタイムでしっかり見届けてみたいですよね。
カマキリの見た目は強そうですがあまり見られてもストレスになります。
じっと見ているよりちょこちょこ覗き見るような気持で脱皮に立ち会ってみてくださいね。