緑色のきれいなカマキリは、緑の葉っぱが生い茂る場所だと見間違えるほど、葉っぱに擬態していますよね。
緑色のカマキリは、子供たちにも人気があるようで手に乗せて見て!見て!なんて言われるママさんもいると思います。
そんな中、茶色のカマキリもいますよね。
同じカマキリなのにちょっと損している茶色のカマキリ。
どうして茶色なのか、調べてみました。
なぜカマキリの体の色が茶色なの?
そもそもカマキリはすべてが緑色ではありません。
茶色のカマキリもいます。
茶色のカマキリは、土などの色に似ていることから、外敵から身を守るために茶色であると考えられています。
カマキリの体の色は種類によって色が違うものではなく、同じ種類でも色が違うということのようです。
また、茶色から緑色になることはできません。
この体の色については、まだ専門家でも答えが見いだせず解明までには至っていません。
たた、体の色は脱皮に関係しているようです。
カマキリを飼育した経験者からいうと、脱皮のときに色が変わることもあるらしいとのことです。
それが脱皮ごとに変わるのかはわかっていないようですね。
茶色の色が多いカマキリは?
体の色に茶色が多いカマキリは、コカマキリです。
コカマキリの体の色は、肌色から茶褐色のものがほとんどですが、地方によってはまれに緑色のコカマキリもいるようです。
秋になると枯れ葉が敷き詰められた場所では、枯れ葉に似た茶色のカマキリが潜んでいることも多いですよ。
枯れ葉に紛れ込みエサを食べて、時には、外敵に会うと寝たふりまですることもあるようです。
また、枝の色に近い色のコカマキリは、葉っぱの上に乗っていると、まるで葉っぱの上に枝が落ちているようにも見えます。
まさに、枝に似せながら自分の身を守り、エサになる虫にも油断を与えるための擬態と言われています。
まとめ
枯れ葉の中にコカマキリがいるとしたら、私たちの目で確認することはそう簡単じゃなさそうですよね。
コカマキリといっても名前とは違って体は大きいですが、じっとしていられたら判別できません。
擬態生物はいろいろいるようですが、カマキリだって、擬態の分野では、他の生物に負けないぐらいの見事な擬態生物ですよね。