カマキリのオスがメスに捕食される一番危険なときは、メスに接近してメスの視覚の中にいる時です。
また、交わりのときも同じで運が悪いと交わりの途中で捕食されることもあります。
オスは、メスに捕食される前に逃げることはできないのでしょうか。
また、危険を冒してまでメスに近づくオスについても調べました。
カマキリはメスに捕食される前に逃げることはできないの?
カマキリのオスは、メスに捕食される前に逃げることはできます。
たとえば、交わりの後で、メスがこっちを見ていなければその間に逃げることができます。
ただ、それが交わりの前なら逃げることはできても、逃げるわけにはいきません。
交わりの時期になったら捕食される危険があっても、繁殖のためにメスの近くに行かなくてはなりません。
それがオスの本能です。
オスにとって一番心配なのが、交わりのあとに捕食されることよりも、交わりをする前にメスに気づかれて捕食されてしまうことです。
メスはオスが出しているフェロモンはわかっていても、動くものに対してはエサとして認識してしまいます。
オスにとって危険でもメスとの交わりは最後の大仕事!
カマキリのオスは、この世に生まれてきた自分の使命をしっかり把握しています。
たとえ自分の命が危険にさらされても、子孫を残すという使命を果たすことは、自分が生きていることよりも大事です。
カマキリのオスは、本能でメスの狂暴なところをもちろん知っていますが、メスとの交わりで子孫を残すことはオスにとって最後の大仕事になります。
使命を果たせばその後にメスに食べられてしまっても、生きてきた目的はしっかり果たしたことになります。
交わりのあとにうまく逃げることができたオスは、次の繁殖のためにまた生きていくことになります。
まとめ
オスはメスよりも体が小さいので、メスにしてみたら小さくて動くエサとして見てしまうことになるのでしょうか。
オスには逃げるチャンスも十分あるのに、目的を果たさないうちは逃げることはしないんですね。
メスは確かに体も大きく強いですが、オスは、カマキリの世界では縁の下の力持ちなのかもしれませんよね。