カマキリの頭がないのに、体だけが動いてる!
なんて光景を目にしたことはないでしょうか。
それは自分の寿命を知って最後の力でもがいているわけではないようですよ。
頭がなくても威嚇のポーズさえしてくることもあるそうです。
それは、カマキリの体の特徴に答えがありそうです。
そこで、カマキリの頭が切断されてもなぜ動けるのか。
カマキリの頭についても調べました。
カマキリは頭を切断されて無くなっても動けるの?
カマキリの体は、人間とは違って脳のような機能がそれぞれの節にあるようなんです。
節ごとに個々の神経があるようなものです。
なので、体の一部を切断されて無くなるようなことがあっても、残っている体の一部に、神経を動かすような機能が残っているので動くことができます。
オスはメスとの交わりのときに、もし自分の頭の部分がメスに食べられて、頭がなくなってしまっても、メスとの交わりという行動に関係する神経が腹部のほうにもあるので、そのまま体は交わりのために動くようです。
交わりのときにメスがオスを襲うのは、ほぼ頭からです。
頭には交わりのときに必要な神経を制御したり、調節する中枢があるようです。
その頭を食べられたことで、制御することや調節もできなくなり交わりの衝動行為が高まるそうです。
頭がなくても、威嚇できるのも納得できますよね。
カマキリの頭は回転するの?
カマキリの体はとてもやわらかく、体をつかまれても頭の部分を180度も回転して攻撃できる柔軟性があります。
人間が後ろからそっと近づくと、捕まえる前にぐるっと首を回してこちら見るようなしぐさを見ると、なんだよ!と声が聞こえてきそうな威圧がありますよね。
これだけ柔軟に動けると、天敵や餌を捕獲するときにも役に立ちますよね。
まとめ
カマキリは、頭がなくても神経がちゃんと生きているところがすごいですよね。
どんな仕組みになっているんでしょうか。
カマキリは、カブトムシほど頑丈な体を持っていなくても、体の柔軟性はいろんな場面で活用されるのかもしれませんね。
どんな姿になっても、敵に立ちはだかる姿は、なかなかの勇者であり猛者ではないでしょうか。