カマキリを捕まえるときは、正面から捕まえるよりも背中から捕まえますよね。
正面から捕まえようとしてカマキリのカマに切られたりしたら怖いです。
とくに体の大きなカマキリは、ちょっと近づきがたい雰囲気もあります。
そんなカマキリのカマで人間の指でも切れてしまうことがあるのでしょうか。
カマの切れ味はどうなんでしょう。
そこでカマキリのカマを中心に調べました。
カマキリに指が切られたりすることがあるの?その切れ味はどれぐらい?
カマキリのカマに切られたりすると、ちょっと血がにじむ程度ですが人間の指でもほんの少し切り傷ができることがあります。
カマキリのカマはノコギリ状になっていてギザギザです。
切れ味は、さすがに木の枝を切るような強い切れ味はありません。
せいぜい木の枝につかまる程度の強さです。
クワガタなどの昆虫に指を挟まれると出血しますが、そんなクワガタと比較するとそこまで血を出すような切れ味ではないようです。
カマキリのカマは「切られる」という印象があるようですが、カマキリのカマは、エサを「切る」ためのものではありません。
エサとなる虫をギザギザのカマでしっかりつかんで取り押さえるものです。
虫に逃げられないようにするためのものなんですね。
そのため、正確に表現するとカマキリのカマは、切るものというよりも、掴むものという表現が近いかもしれません。
もしくは、ギザギザの部分が食い込むことでエサを捕まえることから、引っ掻くものという表現にもなるかもしれません。
指をカマキリに掴まれると痛いことは痛いですが、多少赤くなってもケガをするほどの強さはないです。
カマキリのカマよりも、むしろカマキリの口のほうが強いかもしれません。
まとめ
カマキリに限らずカブトムシやクワガタなでもハサミを持っているので、手を出すと挟まれてかなり痛いようです。
あんな小さい体でも、しっかり虫を捕れるようにカマやハサミがついていて、危険な自然の中で生きていけるような体になっていることがすごいですよね。
時には武器として他の虫との闘いにも使います。
やはり鋭いカマを持っているカマキリは、昆虫界の数ある猛者の一員なのは間違いなさそうです。