カマキリが何だか動きが鈍く元気がなくなることがあり心配することがありますよね。
カマキリは脱皮をする前と脱皮後は、じっとしていたままで動かなくなることがあるのでそれほど心配もいらないかもしれません。
カマキリは孵化してからだいたい2週間ほどで脱皮をし始めます。
気になるのは、脱皮から羽化に失敗したカマキリですよね。
失敗したからといっても何とかなるなら手助けしたいものです。
そこで、カマキリの羽化に失敗したときの対処を中心に調べました。
羽化(脱皮)に失敗したカマキリへの対処法
まず、羽や脚が曲がっているようなら、ピンセットや細長い丈串などで正常な位置や方向に直して上げることです。
これは、体が柔らかく硬くならないうちにやってあげます。
また、ここで注意なのが、無理やり曲がっているカマや脚をひっぱらないようにすることです。
竹串のような細長いもので曲がっている部分を正常な位置へと押します。
羽の異常は羽に少し水を垂らして正常な位置へと押します。
羽化したばかりの羽はちぎれてしまうこともあるので、ここでも注意が必要です。
また、細い針金で修正したい部位に取り付けて矯正することも出来なくはないですが、カマキリはじっとしていてくれません。
それでなくても、脱皮直後のカマキリは、体力を使ったことでかなり疲れています。
その疲れた体をあまり触られてしまうと、カマキリにはストレスになることもあります。
そこでなるべくなら放置しておきたいところですが、体の異常を治す手助けをするには、体が柔らかいうちにやると正常に戻せる可能性もあります。
手助けしてあげるときにはやさしく触れるようにしてください。
また、一番注意したいのが手助けしたことで体に傷ができることです。
傷ができたことで命を落としてしまうこともあります。
うまく羽化できなかったカマキリの食事
うまく羽化できなかったカマキリは命を落とすこともありますが、もし何とか生きているならば、自分でエサを食べられない可能性もあります。
そのときには、ピンセットなどでエサとなる虫を口まで運んでみてください。
うまく食べられないときには、エサとなる虫の体に傷をつけてその体液をカマキリの口に直接つければいいでしょう。
まとめ
カマキリがうまく食事もできないようなら人間が何とか食べられるように手助けするしかありませんが、四六時中ついているわけにもいきません。
人によっては、飼育している狭い中に入れておくよりも逃がしてあげる人もいるでしょう。
その後のカマキリがどんな運命をたどっていくのかを考えると手放すのは本当に苦渋の選択ですよね。