カマキリのメスは、オスよりも体が大きくがっしりしているイメージがあるせいか、カマキリのオスが、なんだか気弱そうなイメージがありますよね。
カマキリのメスはカマキリのオスを食べてしまうことがよくありますが、なぜそんなことをするのでしょうか?
また、オスもじっとせずに食べられないようにすることはできないのでしょうか。
そんな疑問を調べてみました。
カマキリのオスがメスに食われる理由は?
カマキリのメスは、必ずしもオスを食べるわけではありません。
カマキリは目の前で動いているものをエサとして反応し食べるために襲いかかります。
当然動いているのがオスであっても同様です。カマキリの本能なんですね。
メスが襲いかかる危険があるのはオスとの交わりのときです。
交わりのためにヘタに動いて近づくと、メスはエサとして認識して襲いかかります。
これが、自然の中の広い場所ならそうそうメスの前をウロウロしませんが、飼育ケースの狭い中ではどうしてもメスの視線の近い場所で動くことになります。
飼育しているときに、カマキリの数が減っている!なんてことがありますが、狭い中なので動いているオスが目に入るのでしょう。
オスは食べられないようにすることはできないの?
オスもメスに食べられないようにすることはできます。
オスも交わりのときに襲われることを考えて、メスの正面から安易に近づいたりはしません。
メスの背後から少しずつ少しずつメスに近づいていきます。
その間も、メスがオスを見ているときには、オスは動かずにじっとします。
メスがオスから目を離したらまた少し前進してメスの背後に近づきます。
これを繰り返して無事メスの背後近くまできたところで、メスの背中に乗って交わりを行います。
危険なのはその交わりの後も同じです。
交わりを終えてメスの体から離れるときに、メスに見つかってしまうと襲われてしまいます。
もちろん、オスものんびりしているわけではなく、交わりが終えたら一目散にその場所を離れますが、運悪くメスに見つかってしまうと襲われてしまうのです。
まとめ
メスがオスを襲うことに恐さを感じていましたが、オスを狙って襲っているわけではなかったんですね。
飼育している中で育てるときは、十分な広さがある飼育ケースにすれば共食いする確率も少なく、オスを守れることはわかっているようです!
それにしても、カマキリの世界で子孫を残すのはホント命がけなんですね。