いったいカマキリは世界中に何種類いるのだろうか!?実際よく見かける緑色のカマキリ・・・・・
実は私はこれぐらいしかわかりません。今回はカマキリについて深掘りしていきたいと思います。
世界にはどれくらいの種類があるの?
カマキリは、世界中に2,000種前後いると言われています。
しかし、研究者によって見解は多少異なります。
1,800種と少なく分ける人もいれば、4,000種と細かく分ける人もいます。
カマキリのオス・メスの見分け方は?
カマキリは、オスよりもメスの体長が約10%大きいです。
ですから、見た目からオスとメスを見分けることはとても簡単です。
もう1つ、容易に区別するポイントがあります。
尾の裏側にある突起の数です。腹の一番下についているので、すぐに分かりますよ。
突起の数が2つある場合はオス、1つの場合はメスです。
日本にいるカマキリは何種類?
いったい日本にはどれくらいの数のカマキリがいるのでしょう?
日本には2系統、合計9種のカマキリが暮らしています。
大きな2つの系統は、「カマキリ科」と「ヒメカマキリ科」です。さらに、これが分類され9種になります。
9種のカマキリの中から、ここでは5種を取りあげ、紹介していきますね。
カマキリ科に属すカマキリは、小柄なものから大きなものまで実にさまざまな種類が存在します。
1番小さなものは「ヒナカマキリ」です。
オスの体長は1.2㎝~1.5㎝と、非常に小さいです。メスの体長も1.3㎝~1.8㎝しかありません。
ホッチキスの芯よりも少し長いくらいです。
体色は褐色をしています。枯れ葉と見間違うくらいの色をしています。
ヒナカマキリが分布しているのは、日本では本州よりも南の地域です。海外では台湾で目にすることができます。
林の中に堆積した葉の上や低い木の上で生活をしています。
中間くらいの大きさは「ハラビロカマキリ」です。
オスの体長は4.5㎝~6.5㎝、メスの体長は5.2㎝~7.1㎝で、
緑色や紫がかった褐色の体色をしています。画像は鮮やかな緑色ですね!
ハラビロカマキリは、本州から沖縄まで幅広く生息しています。海外では、東南アジアに広く分布しています。
近くに林がある草原や高い木の上で生活をしています。
もう1つ、中間くらいの大きさのものがいます。
と言っても、ハラビロカマキリよりもう少し大きいです。
「チョウセンカマキリ」といいます。
体長はオスが65mm~80mmです。メスは、体長が70mm~90mmもあります。
後に紹介する「オオカマキリ」と似ていますが、前脚のつけ根が違います。
チョウセンカマキリは、前脚のつけ根が朱色に近い色をしています。
つけ根には少し黄色も混じっています。
チョウセンカマキリは、本州から沖縄まで広く分布しています。海外でも中国と朝鮮半島において見ることができます。
原っぱや田畑、河川敷などの開けた環境で生活をしています。
1番大きなものは「オオカマキリ」です。
オスの体長は6.8㎝~9.5㎝と大きいです。メスの体長も7.5㎝~11㎝と、さらに大きいです!
メスの体長はトイレットペーパーの芯より少し小さいくらいです。
体色は、緑色と褐色の2色が見られます。
チョウセンカマキリと似ていますが、後ろ翅のつけ根を中心に紫がかった褐色をしています。
オオカマキリは、北海道から九州まで広く分布しています。海外でも朝鮮半島や中国、東南アジアに生息しています。
林近くの草むらや高い木の上で目にすることができます。
ヒメカマキリ科は、その名の通り比較的小さな体形をしています。
その中の1つである「ヒメカマキリ」を紹介します。
オスの体長は2.5㎝~3.3㎝で、翅は黒っぽく艶があります。これは、マッチ棒くらいの大きさくらいです。
メスの体長は2.5㎝~3.6㎝で、濃い褐色の翅に斜めに縞模様が入っています。
右横の画像は、ヒメカマキリのメスになります。斜めの線を確認することができます。
オオカマキリと同様に体色は2タイプあります。緑色と褐色の2つです。
まとめ
カマキリの種類に驚愕でした。世界中に2000種類・・・・果てしないですね。。
今回はその中から日本にいるカマキリの9種類のうち5種類紹介しましたが、よく調べると各々特徴があっておもしろいな~と思いました。
もしカマキリを見かけたら、この記事を参考にしてどの種類か調べてみるのもいいですね!